1.はじめ
ご質問、どうもありがとうございます。
— 🇯🇵Ken : 日本語/英語 ”コーチ” in フィリピン🇵🇭(日本に一時帰国中) (@kh678k) November 2, 2020
結論から言うと、同じではないと思います。
私個人は、「評価」を ”客観的なものとし、平等で誰が見ても納得できるもの” と考えています。
一方「褒めること」は…
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約一ヶ月前に質問箱より興味深い質問を頂きました。 回答した時にブログに今度書いてみますと言ったので、書きます。
「褒めることとポジテイブな評価は同じだと思いますか?」という問いに対する私の回答は、「同じではないと思います」です。それぞれの定義を確認してから、説明します。
2.「褒める」と「評価(する)」の定義
Google日本語辞書(Oxford Languagesの定義)によると下記のように定義されています。
褒める:すぐれているとして、その人や事を良く言う。(ソース)
評価(する):どれだけの価値・価格があるかを見定めること。(ソース)
褒めるの”良く言う”というところは主観的な要素が含まれている気がします。”良い”という感覚は人によってかなり左右されます(=十人十色)。一方、評価(する)に関しては”価値・価格”というところから、客観的な要素があると思います。特に価格はその要素を説明しており、100円だったら、誰にとっても100円ということは変わりないので、客観性があると考えられます。
上記で挙げた辞書的な定義も考慮して、自分の解釈で定義すると、
褒める:主観的
評価:客観的
になると考えます。
定義が違うから「同じではないと思う」に結論づけるのは短絡的だと思うので、それぞれの行動の目的の違いを中心にもう少し説明します。
3.褒める
皆さんが授業中に学習者を褒める時って、何を目的に褒めていますか?私が褒める主な目的は、学習者のモチベーション向上のためです。上記でも確認したようにほぼ主観で褒めます。他人(他の学習者)とは比較せず、個人(その学習者)のパフォーマンスに対して、私が良いと思ったから褒めます。
主観ということは、基本的に自分が思ったことが優先されます。モチベーション向上という目的に沿った場合、時には大げさに褒めることもあります。嘘もあるかもしれません(英語でいうWhite Lieみたいな)。
かといって褒めれば必ずモチベーションが上がる訳ではないので、適切なタイミングで適切な内容と適切な量を考えて、与えなければならないことに注意です。この適切さが不適切だと嘘つき扱いされる可能性もありますし、褒める効果が下がり学習者のモチベーション向上という目的が達成しづらくなります。
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