1.はじめ
令和2年度の日本語教育能力検定試験を受験しました。というかこのためにフィリピンから帰国しました。結果は合格でした!結果が届くまでは2ヶ月かかりましたが、無事合格の通知が届いて本当に安心しています。
今回書く検定試験に関する記事は2つのシリーズに分けたいと思います。シリーズ①は試験を受けるまでのことについて書きます。シリーズ②では、試験前日・当日のことについて書きます。
2.テスト(過去問)のために、勉強
ほとんどの人は過去問をサブテキストのように使い、赤本や用語集をメインテキストのように使うのではないでしょうか。もちろん合格すればどんな勉強方法も間違いではないのですが、私は過去問をメインテキストとして使用し、赤本や用語集をサブテキストとして使用しました。
学習効率と定着率に関するとある研究があります(http://amzn.to/37WmBaZの本に書いてあります*Kindlie版は無料で読めます)。詳細は割愛しますが、その研究から出た結果によると、テストを繰り返すと効率も定着率も良かったそうです。
要は、赤本をメインテキストのように使い、完璧に覚えようとして勉強するのではなく、テストである過去問のために赤本をサブテキストのように使うと良いということです。過去問で分からない用語があるたびに赤本やネットで調べて、それを過去問でまたチェックするという繰り返しです。答えを覚えて満点を取るのではなく、用語や問題をしっかり理解して満点を取れるまで繰り返します。
予想問題集や色んな対策本に付いている模擬テストがありますが、実際の試験問題の内容に最も近いのは、言うまでもなく過去問です。この方法はJLPT対策でも有効だと思います。
3.何を何時間やったのか視覚化
これはどちらかと言うと習慣付けの方法かもしれません。「細かく何を」までやらなくてもいいかもしれませんが、自分が何時間勉強したのかということを記録することは継続していく上で、大切なことだと思います。私が使っていたのは「StudyPlus」というアプリです。
(ちなみに私の勉強時間/期間は45.65時間/3ヶ月でした。養成講座も通ったし、言語学、言語教育学等は大学時代から一通り勉強してきたので、0から始める人にとっては参考にならない時間/期間数だと思います)
4.各過去問の区分ごとにも点数やパーセンテージを出して、管理・分析
過去問をやったときに、合計点だけを出して一喜一憂することがほとんどではないでしょうか。しかし問題は様々な区分から構成されており、点数ももちろんその様々な区分から構成されています。合計点だけを見て闇雲に勉強するのは非効率的で非科学的でもあると思います。JLPTの指導の際も学習者の各分野毎の獲得点数を無視して、指導することはありえないですよね。検定試験も同様です。
試験Ⅲは各大問に小問として色んな区分が混ざっているので、分別することは難しい(時間がかかる)かもしれませんが、100%正確に分けなくてもいいと思います。 ただやらないよりかはやったほうが自分がどの区分が強くて弱いのか、そして何を勉強するべきなのかが見えてくると思います。
私が実際に使ってた自作のスプレッドシートがあるので、共有します。自由にコピーして使ってください。
5.まとめ
来年度以降受験される方に役立てば幸いです。来年度受験される方のために、微力ではあるかもしれませんが、サポートできるようなオンラインセッションや活動をやってみたいなとも考えています。
良い年越しが迎えられそうです笑
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます🙇♂️
(おめでとう自分!!!)
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