1.はじめ
ついに第一回目!
参加者は想定していたよりは少なかったですが、とても良い会になりました。
当日の流れは、
- Ken自己紹介+#NPの趣旨説明
- 参加者自己紹介
- Padlet説明(*みんなPadlet初知りだった)
- Padletいじる(個人)
- Padlet分析、活動を考えてみる(個人)
- ペアでシェア
- みんなでシェア
- 写真撮影
- アナウンス(事後アンケート、ハッシュタグポスト依頼)
2.私が学んだこと
NPフィリピン日本語教師コミュニティでは、参加者全員がお互いに学び合える環境を用意しています。もちろんその参加者には私も含まれます。全員のアイディアから学びはあったのですが、本記事では特に印象に残ったものを2つ挙げます。(他の人達のアイディアも素晴らしいので、よかったら上記リンクから見てください🙇♂️)
ゾーイさん
Padletのタイムラインのテンプレートを使って、活用方法をみんなにシェアしてくれました。
「自分の一日を言えるようになる」というCan-doを設定し、「て形」や「それから」が学習される活動を考えてくれました。
「自分のこと」「文型レベル」という点を考慮して、初級の学習者にはぴったりの活動だと思いました。またこのアイディアから派生して、タイムラインでは、手順があるものの説明なんかもCan-doとして設定できると思いました。(例えば、自国の代表料理の作り方紹介 等)
彼女は現在国費留学生として日本の大学院で日本語教育に関する研究をしています。もちろんN1ホルダーで、日本語もネイティブと遜色ないくらい上手です!また日本語教育に対する熱もすごいので、将来フィリピンを代表するフィリピン人日本語教師になるのではと期待しています。同世代の日本語教師として、本当に尊敬する先生、仲間です。
レッジーさん
漢字学習に関するアイディアです。
本人の中で消化しきれていませんでしたが、各参加者に気づきを与えてくれたアイディアでした。
本人の最初のアイディアは「各コラムにジャンル毎の漢字を並べる」でした。例えば「動物の漢字」というコラムを作って、そこに動物の漢字を羅列していく、ような。
みんなでこのアイディアについてディスカッションして、最終的にまとまった活用方法は「各コラムに漢字一文字をおいて、その漢字を使った例文を学習者に作ってもらう。そして学習者同士でコメントしあったり、フィードバックしあったりする」です。
その例文を作成するためには、その漢字の意味や読み方を学習しなければいけないという暗示的なタスクを与えることができるし、またそこで終わりではなく、そこから例文を作ったり、他の学習者が作った色んな例文に触れたりすることで情報処理がより深まり、記憶定着にもよりつながるという理由で、このアイディアが出てきました。
もちろん、この最終的な結論に私はあまり関与していません。参加者同士で発展させた結論です。最初にこのアイディアが出てきた時点で未完成だったとしても、このアイディア自体が最初になければこのような活用方法は生まれなかったです。どんなアイディアにも可能性があると感じましたし、みんなで学び合うということを具現化してくれた瞬間でもありました。
3.達成できたこと
いろいろ心配もありましたが、私がこのコミュニティーで求めていた「参加者同士で学び合う」という事は達成できたのではないかと思います。
上述したレッジーさんのアイディアもそうですが、すべてのアイディアに対して私が答えを言う事はありませんでした。
もちろんファシリテーターとしてみんながディスカッション、分析等しやすいような仕掛けを作ったり質問を投げたりすることはありましたが、私がやったことはそれくらいです。
私もすべてのアイディアから学びがあったので、本当の意味で参加者同士全員が学び合えたと思います。
4.改善点
もちろん改善点は山積みです(笑)
説明をもっと丁寧に
説明をもっと丁寧にしてあげると良かったなと思います。例えばCan-doと言う用語は専門用語なので知らない人たちもいます。
これは私の悪い癖で、同じ分野の人が集まっていれば、私が知っている知識なんてみんな知っているだろうと思い込んでしまう傾向があります。その結果ある用語を知らなくわかんないまま話が進んでいって、最終的にあまりわからなかったと思われることがよくあります。
用語だけではなく活動の指示や、オンラインツールの操作方法など、みんなが必ずついてこれるように説明、ファシリテートしていかなければいけないと思いました。
英語
細かいニュアンスや普段使わない単語がぱっと出てこないと言うシチュエーションがいくつかありました。普段使わない単語は調べれば解決するのですが、細かいニュアンスは調べても解決できないのが難点です。
ただ参加者の中にはZoeさんのように日本語にも長けていて、英語も話せる人がいるので、そういう人たちに適切にヘルプを求めていくのもありだと思いました。そうすればまずみんなに伝わるし、私も「へぇ〜そうやって言うんだ」と学ぶこともできます。そういう意味においても私も一参加者として一緒に学んでいます。
5.今後トライしたい活動
今いろいろなアイディアが頭を巡っていますが、とりあえずやってみたいなと思うのは、
#Zoomでハナキン形式とゲストスピーカーです。
#Zoomでハナキン形式はある程度人数が集まらないとできないのかな〜と思ったりしています。規模を小さくすればできないこともないですが、もしそれぞれが別々の希望トピックを持っていた場合成立しないですよね…(笑)。
人数が集まれば、特に希望するトピックがない人もいて、そういう人たちが誰かのニーズに答えてくれると思っています。今の人数だとまだ厳しそうなので、少し人数が集まってから、挑戦してみたいと思います。
ゲストスピーカーは私以外の日本人の日本語の先生をゲストスピーカー(ゲストファシリテーター)として呼ぶということです。私は幸いSNSやオンラインイベントで世界の日本語の先生たちとつながっていて、日々多くのことを学ばせてもらっています。
しかしフィリピン人日本語教師はそういった機会やつながりが少ないです。そういったつながりや機会を作ってあげるのも私の役目ではないかと(勝手に)思っています。
私だけではなく、いろいろな日本人日本語教師とつながって、個人では今まで学べなかった事が学べるような機会も作ってあげたいなと思います。
6.まとめ
第一回目の自己評価についてですが、いろいろ改善点はあるものの個人的には80点くらいです。
まず一番の目的であった「お互いに学び合う」というゴールは達成できました。実際に私が何かを教えてみんなが学んだという事はありませんでした(ファシリテーターとして最低限のことしかしていません)。みんなが考えて、みんなが共有して、みんなが学びました。
広報活動をもっと頑張って、より多くのフィリピン人日本語教師を巻き込まなければと思いました。人数が増えれば増えるほど様々な意見が飛び交い、より多くの人たちが学び合うことができます。時間はかかるかもしれませんが、村上先生を始めオンラインイベントを開催している人たちの広報活動を参考に、日々の広報活動をしっかり行います。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます🙇♂️
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