2/2 前回のクラスのリフレクション - 反省

2021/05/13

教育一般 授業術 日本語教育 日本語教師

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1.はじめ

人の成功より、失敗の方が気になるのは人間の性かもしれませんね笑。前回の記事ではよかったところについて書いたので、宣言どおり今回は反省編を書きます。

1/2 前回のクラスのリフレクション - 良かったところ

2.反省①:漢字をもっとやりたかった

  • I think I wanna do more reading verbally inside the in that way I can reassess my self if I can ready more kanji and practice the pronunciation and diction.
  • 授業でもっとやりたかったは漢字と会話の練習です。
  • Vocabulary and Kanji lessons. 
  • KANJI.
  • I gave this score since I wanted some time for Kanji and Tango. I think one reason why there is a difficulty in constructing sentences verbally is because of the lack of written exercises. When the class was about to end, we had a few writing exercises. I think everyone learned faster that way.    

「授業でもっとやりたかったこと」についてアンケートを取ったら、13人中5人から上記のように漢字という意見をもらいました。

確かに漢字は授業内で時間を取ってやることはあまりなかったです。やらなかった理由は、

  1. 企業が要求しているゴールに対して、漢字の優先順位が低かったから
  2. 将来やるであろう実務においても漢字を読み書きすることはあまり無いと思ったから
  3. 授業でやらなくて、Quizletとかで頑張って自習できるので、クラスでわざわざみんなでやる必要がないと思ったから(=クラスでしかできないことをやるべきだと思ったから)

の3つが主な理由です。

もちろん学習者たちはこういうことに意識はなく、満遍なく学びたかったんだろうな〜という気持ちはよく分かります。私は今タガログ語を勉強していますが、めちゃめちゃ話すのだけ上手になるよりも、やっぱり並行してスペリングとか他の部分も満遍なく上がるのが理想です。

こういう不満というか意見が出てしまったのは、おそらく、やらない理由とか優先順位の説明が足りなかったんだと考えています。

前回担当したクラスはほぼ私より年上で、(年下の私がこういうのも恐縮ですが)論理的思考力も十分にあるので説明すればきっと上記のような意見が出ずに、もっと納得して授業を受けられたんだろうなと思います。

個人がお金を払って受講している日本語レッスンではないため、企業の要求(注文)にも応えないといけないので、学習者のニーズに100%応えることは現実的に不可能です。

かといって学習者の声をないがしろにすることもできないので、少し遠回りになったとしても、できる範囲で次回は授業でも漢字を扱ってみたいと思います。

3.反省②:もっと厳しくなって

  • ちょっと厳しくなってくなっていいと思います
  • I think ken sensei should be more strict
これは自分でよく分かってることなのですが、学習者側から言われるとは思ってなかったです。

多分優しすぎた場合のリスクを考えてくれたのと、実際に優しすぎて学習者たちにマイナスなことがあったんだろうと察してます。

優しすぎた時のリスクとして考えられるのは、

平気でサボったり、宿題を忘れたり、遅刻したりする人が出てくるかもしれないとかですかね?でも個人的には圧力とか恐怖政治的な理由で学習者に動いてもらいたくないんですよね。さらに「でも」を言うと、その優しさを利用する人がいるのも事実なんですよね。私はこのジレンマにいる状態です。

でも優しすぎた結果、最後自分が一番かわいそうになるという経験はよくしてます。だからもう少し厳しくしようと思っても、結局性善説的なことを信じ続けてるみたいな。

でももちろん言わなきゃいけない時はちゃんと言うし、前に担当してたクラスで2回連続で遅刻してきた人にはその人だけ呼び出して、ガツンと言いましたけどね(それで将来困るのが本人なので、そうなってほしくなくて)。

実際に優しすぎて学習者たちにマイナスなことがあった、についてはおそらく前の記事でも書いた「一時期やる気がなかったクラスメートのことかな?」と思ってます。

当時、確かにやる気がないというか、サボってるのかな〜って時々感じることは正直あったのですが見過ごしてたんですね。もっと私が厳しかったらその段階で何かしらアクションしてたかもしれませんし、その結果「最近あの人がやる気ないからグループワークの時士気が下がる」と他の学習者に感じさせてしまったことは未然に防げたかもしれません。

もしかしたら私のアクションで解決されうることが、アクションが無かったため解決されず、他の人に迷惑がかかってしまったならそれは完全に私のミスです。

みんなが勉強するのに心地良い環境を準備・メンテナンスするのは教師の大事な仕事でもあるので、それを念頭において自分の言動を改めたいと思います。

4.まとめ

これ以外にも細かい反省点はありますが、公開するのはこれくらいで勘弁してください笑。

やっぱりどんだけ長くやってても「振り返り→改善→振り返り→改善・・・」をするって教師にはマストの行動だし、Twitterにいる色んな日本語教師の先輩方を見ててもそれができているからみんな素晴らしい先生方なんだなと思っています。

本当に学習者から学ぶことはたくさんありますね。というか教師としての自分を一番間近で見てるのは他の誰でもなく学習者なので、彼らの意見やフィードバックは今後も大事にして、これからも修行します!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます🙇‍♂️

自己紹介

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フィリピン🇵🇭の語学学校で日本語・英語教師をしています。 日本語教育、言語教育、教育一般を中心に記事を書いています📝 I am Japanese/English teacher in the Philippines🇵🇭 I am writing my blogs from the point of view of a teacher📝 Theme I write is about "Language Education", "General Education" but sometimes other things✌️

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