1.はじめ
2/1から始まった約3ヶ月のN3コースのクラスが5/5に終わりました。
修了式スピーチを見たくださった方々、本当にありがとうございました🙏学習者も色んな人に見送ってもらい嬉しかったようです。
修了式の時だけを見れば、なんか全てがうまくいったように見えますが、3ヶ月のクラスを通してうまくいったことといかなかったことのどちらもあります。
自分自身のリフレクションも含め、みなさんにとっても何かヒントになればいいなと思います。
この記事は2編に分けて書きます(良かったところ編・反省編)
2.よかったところ①: 個人面談
なぜこのような回答をしたのか理由も聞きました→全理由
いくつか理由をピックアップします。
- なぜなら、皆の弱点がわかりますから
- 私はどこのことにもっと頑張らないとか分かります。
- 私にとって、1on1は一番大好き先生の教え方です。自分のインプルブメントを分かるし何かが悪いことを分かっています。
個人個人が何が改善点なのかを明示的に知ることができたことを理由に挙げた人が多かったです。「復習しておいてね〜」とかってよく(私も含め)教師って言いますけど、「何を、どうやって??そしてなんで??」って思う学習者って結構いると思うんですよね。言わないだけで。
動きやすさって結構大事だと思ってて、どうやったら動きやすくなるかというと、自分のやることとやり方、そしてそれをやる理由がはっきりわかってる時かなと思ってます。個人面談ではそれが満たされるので、結果動きやすくなって、各自がよく勉強(自習)できたのかな〜と。
- みんなに言えないこと1on1で言いたいことを言うチャンスを与えてくれたから
- I think having these sessions with the students gives us a medium to really voice out our concerns privately.(個人的な懸念を伝えることができる)
こういう理由も挙がってました。これはどちらかというと学級経営的な部分ですね。クラスでやっている以上、人間関係のトラブルはつきものです。知らないでいるとその人自身の学習にも影響が出ます(あの人と同じグループはやだ。あの人がいるからクラス行きたくない等)。
幸い私のクラスではそこまで大きな問題はありませんでしたが、「最近あの人がやる気ないからグループワークの時士気が下がる」みたいな相談は同時期に複数人からありました。
もちろん早い段階で言ってくれたので、そのやる気がない当事者とこの件について話すことができたし、結果改善することができました。
トラブルは早期発見と早期対策がキーなので、俯瞰しているだけでは見えない問題を発見できるのも個人面談の良いところなのかなと思いました。
3.よかったところ②: ゲスト授業、Youtube LIVE
なぜこのような回答をしたのか理由も聞きました→全理由
理由をいつか挙げます。
- きちんと練習できましたから
- The youtube live and talking with invited guests made me more confident in speaking Japanese(Youtubeやゲストとの交流を通して、日本語を話すことに自信を持てた)
- live is a great way for the students to practically use the information that they've gained in class thus far. 〜ts a great chance to see how far I've come and to get used to confidently speaking Japanese.(クラスで学んだことを使えるいい方法でした。〜日本語を話すことに慣れる練習にもなるし、自信にもつながった)
教師以外の”生”の日本語話者と話すのは、自信につながったという理由ですね。確かに自分の語学学習を振り返っても、その言語のネイティブと話してみて「俺、結構話せるやん!」ということを知ってから、一気にやる気も語学力も上がった記憶があります。
この経験が直接的に語学力を上げるというよりかは、(内発的な)動機づけに寄与して、その結果伸びるといった感じでしょうか。
こういう機会をたくさん作れるのはオンラインの強みですね。学習者は全員フィリピンにいますが私が覚えてる限りでは、
- 日本
- タイ
- 台湾
- 韓国
- グアム
- ブラジル
にいる日本語話者・日本語学習者と日本語を使って交流することができました。これをオフライン(フィリピン)でやろうとしたら、実現不可ですね…。(上記の国以外の人でライブに参加してくれた方いたら、教えてください。追記します🙇♂️)
他にもこんな理由がありました。
- 会話練習し聴解の練習も出来ます。
これも結構良いポイントをついていると思います。よくありますよね、こういうの?「先生とかクラスメートの日本語は分かるけど、他の日本語話者の日本語が分からない、うまく話せない」
彼らが望んでいる日本語話者になるためには、先生やクラスメートと話せるがゴールではないですよね。というか長い目で見て、先生やクラスメート以外の人と日本語を使う機会の方が多いのは明白ですし、学習者が望んでいることですよね。(先生とだけ話せるようになるために日本語を勉強してる人も世界のどこかにはいるかもしれまんせんが・・・😅)
幸いうちの学校はオフラインになったとしても、日本人向けの英語クラスもやっているので、色んな日本人と話す機会を作ることができます。先生とクラスメート以外の日本語話者と話す機会は積極的に作っていこうと思います。
4.まとめ
まずはやってよかったことについてリフレクションしてみました。
ゲストを呼んだり、LIVEをやるのは他の人の協力が必要だったり、学校のルール的に厳しいといったりすることがあるので、すぐに実行できなかもしれませんが、個人面談だったら割と実行しやすいのではないかなと思います。
ちなみに私の場合はほぼ毎授業で最後にセルフアセスメント(各授業での達成度、できなかったことに対する改善策等)を学習者に書いてもらっていて、それを基に個人面談をしていました。
もちろん他に話したいことがあれば、話すのもOKです。とにかく学習者と1対1で話す環境それ自体に価値があるんだと思います(特にオンラインでは)。
次は反省点について書きます。(5/13追記:2/2 前回のクラスのリフレクション - 反省)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます🙇♂️
0 件のコメント:
コメントを投稿