J-LEAP5期生帰国報告会@国際交流基金本部
会場は新宿四谷にある国際交流基金本部の2Fさくらホールにて行われました。本部に行くのはパートナーズの面接以来で、あの頃の緊張とか闘争心とか色んなことを思い出しました。しかし今回報告会が行われた会場は面接を行った部屋ではなく、図書館が併設されている側の二階にあるさくらホールという部屋でした。
ホールの前に着くと、他国に派遣される研修でも一緒だったパートナーズの方々が数名いらっしゃいました。そしてしばらくすると開場をお知らせに来ていただいた職員の方がいらっしゃってくれたのですが、研修中にも「日本語のキャリア」の講義でお世話になった方で、私のことを名前まで覚えてくれていらっしゃったので、非常に嬉しかったです。そして中に入ると、米国から帰国されたJ-LEAPの方々が5名いらっしゃって、前方はこのようにセッティングされていました(スクリーン裏の幕が記者会見の会場みたいでかっこよかったです)。
基本的な発表内容は、
- 派遣先の概要
- 現地/受入機関の日本語教育
- (ATの)業務内容
- 受入機関外の活動
- 派遣で学んだこと
- (派遣者自身の)今後の展望
となっていました。発表のアウトラインは基本的に同じであるものの、派遣者によって内容が様々なものとなっておりました。私自身が今回報告会に参加させていただいて、個人的に特に印象に残っている内容についてザッとまとめたいと思います。
- イマージョン教育(特にアラスカ州)
- 保護者対象の日本語クラス実施
- 体育の時間、体育着着ない(スカートにブーツの生徒もいる)
- 生徒にノートPC配布→宿題、テスト等はノートPCを使用し、提出
- Adopt- A- Student Program(日本人ホストとして月に3時間学校外で現地高校生と交流:ボーリング等@アラスカ州)
- クラブ立ち上げ→合気道顧問
もちろんここで挙げたもの以外の全てが本当に貴重で素晴らしい報告だったのですが、全て挙げるとなるとキリがないので、もし全てを知りたい方は実際に報告会に行くことをおすすめします!(次回は2017年7月6日@国際交流基金本部)
上記で挙げた赤色にした項目についてですが、アラスカ州は本当に日本語(言語)教育が進んでいるようです。隣が、イマージョン教育をやり始めたカナダということもあってか、イマージョン教育が盛んなようです。今回アラスカに派遣されていた方々お二人とも、イマージョン教育が実施されている学校へ派遣されていたようで、そのメリットや実態等についてお話しを聞くことができました。日本でもイマージョン教育が行われている学校もありますが、全体として数も少ないですし、増やすとなっても(母語と目標言語を話せる)教員の確保を考えると、かなり時間がかかるのではないでしょうか。さらに言えばできるだけ早い学校段階でのイマージョン教育の実施が効果的とされておりますので、小学校英語の開始でスムーズにいかない時点では制度拡大自体も正直厳しいのではないでしょうか。言語習得に絶対的な方法はないですが、少なくとも感覚や先生たちのbeliefだけでなく、ある程度理論に沿った方法がなされると日本の英語教育も改善されると思います。
J-LEAPでは、米国の文化や学校制度等だけではなく、実際に現地日本語教育の現場に参加しながら言語教育的なことも学べるので、さらに参加してみたいという気持ちが大きくなりました。次回の報告会も参加させていただく予定なので、今回の発表者とはまた違った報告を聞けることを非常に楽しみにしています!!!
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