6月22日に一回目の報告会(J-LEAP5期第一回帰国報告会 20170622)があり、今回が二回目の報告会となりました。報告をしていただいたJ-LEAPメンバーはもちろん一回目とは違う方々で、また違った報告を聞かせていただくことができました。
報告会の場所は前回と同じく、国際交流基金本部で行われました。一回目と比べてオーディエンスの数も多く、それに比例して質疑応答の時間もより充実したものとなっておりました。またフィリピン4期のメンバーと、研修中仲良くしてもらっていたラオス派遣の人もいたので、研修の雰囲気をつい思い出してしまいました。
今回も5名の方に報告をしていただきました。発表順に気になった事や印象に残ったこと等をまとめていきたいと思います。
発表者1(ウィスコンシン州マディソン派遣)
- 平均気温(寒)−12度 → 雪が降っていない=もっと寒い
- 9年生でスペイン語か日本語かを選択(8年生まではスペイン語履修)
- TT → 状況に合わせた指導法:ステーション・ティーチング/パラレル・ティーチング
- クラスの掲示板の多用(授業外でも日本を紹介する環境作り)
- 試験に対応した教材作り
- 近隣大学の日本語クラスの授業見学/外国語教育のワークショップ/日本語会話グループの参加に参加して、教授法、教材、ネタ等を仕入れる
発表者2(コネチカット州ウォーターベリー派遣)
- マグネット・スクール
- アドボカシーの重要性(日本語クラスの授業参観、イベント招待状の送付等):保護者をイベントや授業参観に招待する→授業(日本語クラス)に協力的になってくれる
- テクノロジーを使った授業(iPodを使ったリスニング、スマートボード等)
発表者3(ミネソタ州セントポール派遣)
- ミネソタにある国際空港内のサイン等は英語表記と日本語表記の2つ
- 試験があるため、話す練習だけでなく、試験対策も実施
- アクティビティの中で何度も同じ単語使用→アクティビティと単語が紐付け→思い出しやすくなる
- ビーガン、ベジタリアン、アレルギーの生徒が多かった→調理実習の時気をつける必要がある
- しりとりのアプリは生徒個人でもできるし、ゲーム感覚で単語学習をできる
発表者4(カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリア派遣)
- 日本人の数が全米で一番多い →ジャパン・タウンもここに一番集まっている
- 日本語の補習校等が多い(基本的には学校教育)
- 日本語しか話さない存在
- 夏期講習のボランティア講師:日本語を学びたいけど、学校に日本語クラスがない人のため/モチベーションの高い生徒が集まる
発表者5(ミネソタ州アップルバレー派遣)
- テクノロジー(ICT)を使った授業:ノートはiPad
- ジェンダー問題:theyの一人称
- 生徒毎の対応大切
- ノートを取るのが遅い生徒→時間を倍にしてあげる
- 字が大きい生徒→書く欄を大きくしてあげる etc...
- 様々な教授法:CI (Comprehension Input/ TPRS etc...)
- ※生徒を日本語名で呼ぶ
上記で挙げたもの以外にも、たくさんお勉強になることがありました。赤文字にした項目についてはこれからのフィリピン派遣で使えそうな気がします。せっかく長い期間派遣させていただくので一つのやり方でなく、J-LEAP報告会で頂いたアイディア等を参考に、様々な方法で授業をサポートしていきたいと思います。また日本文化紹介やイベントなどのネタも多く頂くことができたので、できるだけたくさん挑戦してみたいです。
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