語学研修
最初の語学の授業では、カルチャーショックについて軽くお話しした後に、フィリピン人の英語の英語に関するビデオを見ました。一般的に英語が上手だと言われているフィリピンですが、もちろんタガログ語などの影響もあって、独特なアクセントや発音があります。例えば/r/の音が巻き舌になったり(タガログ語の影響というか、厳密に言えばスペイン語の影響です)、一語一語強く発音されたりなどです。フィリピン英語の訛りが強い地域に行くと、/f/の音が/p/に発音される事があります。実際に私も上記であげたフィリピン英語を現地で聞いたことがあります。大学を出ていたり、コールセンターで働くフィリピン人などからは、学習・訓練もされていると思うので、そのようなフィリピン英語はあまり聞きませんが、路上にいる物売りのフィリピンや田舎の人々からは上記であげたフィリピン英語をよく聞きます。実際に現地へ派遣されたら、路上にいるローカルの人々ともお話しする機会があると思うので、私達もそれに慣れないといけないですね。そういった意味で本日色々なフィリピン英語を聞けたのは、非常に良い経験となりました。
本日の現地語研修の最終コマは、私達を普段担当している先生と、もう一つのクラスの先生が交代して授業が行われました。その時間ではまずタガログ語の数字の言い方を学習できるゲームをやりました。やり方は以下に書いておきます。(イメージしづらいかもしれません…すいません)
- ランダムに数字の書いてあるカードを手札として持つ
- 順番に1ー10(既習の数字)までを数えながら、手札から一枚出す
- 手札から出したカードが口頭で言っている数字と一致したら、カルタみたいにみんなで取り合う
- 手札がなくなったら負け。手札を一番確保できた人が勝ち
日本語(例:いち、にー、さん・・・)に置き換えれば、十分現地でも応用できる内容だと思います。またゲーム感覚で学べるのは、学習のモチベーションを維持するにあたって、かなり重要ですよね。特に言語においては動機づけやモチベーションは非常に重要になってくるので、ぜひ現地でやってみたいと思います。
情報発信
午後一発目の講義では、”日本語パートーズ”の活動の様子や情報をどのように(twitter, facebook, instagram. blog etc)発信していくかについてご説明いただきました。公務の活動であることを常に念頭に入れて、くれぐれも投稿内容には注意して、今後も情報を積極的に発信していきます。
Team Teaching (TT)体験
本日は実際に下記の教案にならって、TTの模擬授業(約10分「ここはなんですか?―ここはNです」を行ないました。
先頭バッターで模擬授業、また慣れない人との模擬授業ということで、かなり緊張してしまいました…。途中からなんとか緊張もほぐれましたが、前半の緊張が足を引っ張り、最終的に満足のいく授業をすることができませんでした…。一つ私がこだわったのは、教案のロールプレイの部分です(左写真下部)。教案では”黒板に絵カードを貼って、「ここはどこですか?」「ここはNです」”というようにやると書いてありますが、私は実際に絵カードを生徒役の人たちに手で持ってもらい、各所に絵カードを散りばめて、空間を作ってみました。そうした理由としましては…
- 生徒にも協力してもらう→参加型授業
- 空間づくり→実際にシチュエーション作り、必然性
- 対人距離→生徒との親近感
が理由です。特に2.必然性については言語を学ぶ上で非常に大切だと、個人的に考えています。例えば "This is a pen"という日本の英語教育で頻繁に使われる例文がよく揶揄されていますが、そういうことです。やっぱり意味のない練習よりも意味のある練習の方がベターだと思います。現地での活動の際は、できるだけ身近なもの(自分の好きなもの、近くにある建物等)を使用したり、現実的な内容を扱って、授業のお手伝いをしたいと思います。
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