今日のブログは久しぶりに音声入力だけで書いていきます。あ、でも間違えたりしたらデリートキーを押すんですけどね笑 厳密に言うと話していきますですね。話してることをあえて文字に起こすみたいな感じです。
この前フィリピンで教えていた元学習者が日本で働いているので久々に会って話をしました。 7月のJLPTを受けてN2に合格して、これからはビジネス日本語を勉強したいようです。その本学習者からどうやってビジネス日本語を勉強したらいいですかとかビジネス日本語を勉強するコツを聞かれたので、その時に僕が話したことをこのブログにも書いてみます。
まず言葉の部分に関しては確かにビジネスや各分野で使われる用語があると思うのでそれは勉強したほうがいいと思います。ただそれを勉強したからビジネス日本語を習得したと考えるのはちょっと違うかなと思ったりします。
ビジネスにおいては大体課題があってそれを解決するというサイクルでお金が動きますね。で、解決するにあたってビジネス日本語は手段でしかないです。つまり武器みたいなもんですね。じゃぁ武器だけ持っていればすべての敵を倒せるかというと違いますよね。戦術とか何か作戦とかそういったものも必要だったりしますよね。ビジネスで言えば交渉とか駆け引きですかね。
この交渉とか駆け引きの部分がそれぞれの国の商習慣とか文化にかなり依存してると思っています。 例えばフィリピンの場合、 Wi-Fiの工事をしたいときにスケジュールを提示されるんですがまぁスケジュール通りに来ないことがよくあります。
もちろん全員では無いですが僕が実際に体験したのは、謝られて一方的に代替日を提示されるって言うパターンですね。
申し訳ございません。そうしましたら来週の月曜日の12時に伺います。
ただこれを日本でやるのはどうでしょう。日本語はそれっぽいけど、内容はどうでしょう。 こっちの都合は完全に無視してますよね。お客さんはこれで納得するんでしょうか。 多分ここでやった方が良いのは、もちろんまずは謝罪、そして相手の都合がつくスケジュールを提示してもらう、そしてそこから最速の日時で調整すると言うのが無難じゃないでしょうか。
もしその学習者が相手の都合がつくスケジュールを提示してもらうとか相手の都合を聞くという部分が抜けている商習慣を持っている場合、ここも指導してあげないといけないですね。
別に日本人になれと言ってるわけではないのですが、その学習者が日本で働きたいなら困らないように指導する必要はあると思います。
言語形式が先行すると、内容が抜けた指導になりがちですね。だから僕だったら、まずは場面とかケースを導入して、そしてここではどうアクションした方がいいのかを一緒に考えて、それからそのアクションを達成できるために必要な言葉や表現を教えると思います。
大事なのは言語そのものだけではなく、各場面や事象に対して適切な言葉を使えているかどうかだと思います。でもこれって当たり前のことで、言葉が先にあって事象があるわけではなく、事象が先にあってそこに言葉をつけたんですよね。 例えば椅子という言葉があって椅子というものが誕生したのではなく、椅子というものがあって後からそれに椅子と名前をつけたんですよね。
だからある意味言語の本質に沿った指導の流れだと思います。 別に私は文法シラバスが悪いとか行動中心アプローチがいいとかそういうことを意味していません。 ただビジネス日本語を教えるときには、ある課題に対してどうアクションすべきで、そのアクションを遂行するにあたってどんな日本語が必要なのかと言う順序で教える方が実用的なんじゃないかなと思います。
ビジネス日本語だけではなく、日本におけるビジネスマインドも一緒に教えてあげると、さらに活躍してくれるんじゃないかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます🙇♂️
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