1.はじめ
日本人(日本語母語話者)として日本語を教えていると、あまり使わないんだけどな〜っていう日本語を教えていることってあると思います。
このブログではそんな日本語をまとめていきます。
Twitterで協力してくださった日本語教師の方々(もしいたら、日本語教師じゃない協力してくれたそこのあなたも!)ありがとうございました!
フィリピン人の日本語教師・学習者向けに「習うけど実は日本人が(あまり)使わない日本語」みたいなものをブログにまとめたいのですが、アイディアほしいです🙏
— 🇯🇵Ken : 日本語 / 英語教師 @フィリピン (日本一時帰国中)🇵🇭 (@kh678k) August 23, 2021
みん日で勉強してる人がほとんどなので、みん日からで勉強するものがいいな〜🤔
例えば「〇〇です。〜ですから。」とか
全部書くと文量が多いのと、一回で全部書くのがめんどくさいので笑、分けて書きます。本記事はこのシリーズの第一弾です。
注:ここで挙げる日本語は全く誰も使わないという訳ではないです。もちろん使ったとしても言いたいことは分かります。ここで書いていくことはそういう傾向があるだけで、日本語全体を決めつけるものではありません。
2.(理由を表す)〜ですから
例文:きょうは子どもの誕生日ですから、早く帰ります。(『みんなの日本語初級Ⅰ』 第9課 文型3)
この日本語をどんな関係で言う(使う)かというと、
- 目上の人
- 知り合ったばかりの人(まだ友達とは呼べない人)
でしょう。
こういうシチュエーションだと、日本人(日本語母語話者)だったら、
きょうは子どもの誕生日なので、早く帰ります。
と言う人がほとんどだと思います。僕は多分人生で「〜ですから」を使ったことないです。
3.(引用を表す)"〜と"言ってました。
これはももこさんから頂いたコメントで、僕も気づきました。
話し言葉で、ですかね?
— ももこ🇨🇿@日本語教師×Podcast🎙 (@Momo_kyoto_cz) August 23, 2021
初級だと
〜「と」言っていました
〜「では」ありません、などなど?
このトピックに関してはこの本が参考になるかもです。
どうやって教える?じゃなくて「何を教える?」に特化して議論されてます👏 pic.twitter.com/hpkpTgfaTn
『みんなの日本語』で学習している学習者と話すと、「〇〇さんは、〜”と”言ってました」とか「〇〇さんは、〜する”と”聞きました」みたいなのよく聞きませんか?(「〜と言っていました」は『みんなの日本語初級Ⅱ』第33課)
ニュースとかでは聞いたりすることもあるかもしれませんが、日常の会話で使ったり、聞いたりすることはほぼないでしょう。
例文:ミラーさんは来週大阪へ出張する”と”言っていました。(『みんなの日本語初級Ⅱ」第33課 文型4)
日本人(日本語母語話者)だったら、
ミラーさんは来週大阪へ出張する”って”言っていました。
と言う人が多いと思います。
僕が「〜って」じゃなくて「〜と」を使う時は、接客する時とか相当かしこまらなければならない場面くらいです。目上でも職場の上司には「〜って」を使います。
4.まとめ
日本語学習者向けに書いているの内容なので、日本語教師や日本語母語話者にとっては物足りなかったかもしれません。まだまだ書くので乞おうご期待という感じで😂
勉強するものと実際の使用が異なることはよくあることだと思います。
例えば、日本の英語教育を受けた人であれば、仮定法過去完了とか勉強したと思います。僕は今英語を使ってバリバリ仕事していますが、使ったこともないし聞いたこともないです。
日本語学習者の場合、日本語学習を一通り終えて仕事を始めた時、自分が習わなかった日本語がたくさんあったと思います。
こういうことがあることが分かってるのに、わざわざ仕事が始まってから勉強しなけれればならない理由はないので、事前に伝えられる人が伝えられる時に伝えて、必要な学習者に伝わればいいなと思います。
Part②もまた書くのでお楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます🙇♂️
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