(レビュー)『人生を変える80対20の法則』

2021/06/27

レビュー(本) 教育一般 授業術 日本語教師

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1.はじめ

『人生を変える 80対20の法則』

80:20の法則は別名パレートの法則とも呼ばれています。(wikipedia

簡単に言うと、様々な物事が80:20の割合で構成されているということです。

例えば…

  • 全体の利益の80%は全商品or全顧客の20%から成ってる。
  • 交渉の結果の80%は、交渉時間の20%の部分で決められてる 

これらを言い換えると、

  • 全体の利益の20%は全商品or全顧客の80%から成ってる。
  • 交渉の結果の20%は、交渉時間の80%の部分で決められている

ということです。

要はめちゃくちゃ努力した/リソースをかけたと思っても、大した結果が得られておらず、努力やリソースをあまりかけていなくても、8割の結果が得られるということです。

努力したらした分だけ均等な結果が得られるという通説を真っ向から否定して、全ての物事は均等ではなく、80:20の傾向があるというのがこの本の主張です。

細かいレビューや感想は既に佐久間さんが書いているので、そこでご覧になった方がいいと思います(私にはあんな素晴らしい文章は書けないです😅)


じゃあここで私が何を書くかというと、自分のためにも何の80:20について考えるかを少しだけリストします。

2. 授業の満足度または学習効果と授業準備時間

まず明確に否定したいのが、授業準備の時間と満足度または学習効果には相関性はないということです。

一生懸命時間かけて準備したのに、なんか微妙だった、という経験はないでしょうか?その逆も然りで、あまり準備してなかったけどいい感じだったということもないでしょうか。

こんなことに着目してみるといいかもしれないですね。

  1. やった活動や内容をリスト化
  2. そのうちどの活動や内容が良かったのか順位付け
  3. その良かった活動や内容の準備にかけた時間を計算

おそらくよかった活動の上位8割が、かけた全体の時間の20%に限りなく近くなっていると思います。もしなっていない場合は、時間の20%から8割の活動/内容を出してみてもいいですね。

20%の効果のために、8割の時間を使うのはもったいないと思います。だったら、8割の成果を出す20%の時間にもっと時間をかけて、160パーの成果を出す方が可能性があるのは明白ですね(かける時間を2倍で計算した場合)

3. 提供してるコースと準備時間

オンラインでマンツーマンクラスをやってると大変になるのが、色んなコースやニーズに応えすぎて、準備時間が大変になることではないでしょうか。

準備時間も加味して時給換算すると1000円以下になってたりとか…

こういう場合はこんなことに着目するといいと思います。

  1. 利益順にコース/ニーズを順位付け
  2. それぞれのコース/ニーズにかかる授業準備時間を算出
  3. 20%の時間で8割の利益を出しているコース/ニーズは何かを分析

そうすると、2割のコース/ニーズ(=利益)は準備時間の80%の時間で捻出してると言えます。ビジネス的な視点から見ると、効率悪いですよね…。

だったらその2割はもう思い切って捨てて、20%の時間で8割の利益を出してるコース/ニーズに倍の時間をかければ、利益が160%増しになります。しかも今までより短い時間で。

パレートの法則に限らず、ペルソナ(販売のターゲットとなる個人)を絞って、ビジネスするのはよく言われてることですよね。

4.まとめ

本当は教師というコンテクスト以外についても書こうとしたのですが、今パッと思いつかず、タイピングが止まりそうなので、とりあえずこんな感じにしておきます。(また思いついたら書くかもです)

少ない努力やリソースで最大限の利益を得たい人や、時間がない時間がないって言ってる人に必見の本です。

私はこの本を読んでかはかなり頭がすっきりして、すごい効率良く動けるようになったと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます🙇‍♂️

自己紹介

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フィリピン🇵🇭の語学学校で日本語・英語教師をしています。 日本語教育、言語教育、教育一般を中心に記事を書いています📝 I am Japanese/English teacher in the Philippines🇵🇭 I am writing my blogs from the point of view of a teacher📝 Theme I write is about "Language Education", "General Education" but sometimes other things✌️

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